採用について
人事担当常任理事よりメッセージ
慶應義塾の職員採用サイトをご覧いただき、ありがとうございます。人事・労務を担当する常任理事として、みなさんに期待していることをお伝えします。
学校法人という非営利組織をキャリアの場として志望されるみなさんは、次世代を育む使命や社会への貢献に価値を見いだしておられることと思います。慶應義塾は、多彩な学部・研究科を擁する総合大学であるとともに、最先端医療を担う大学病院、さらに小学校から高等学校までの一貫教育校を有する、きわめて多様な職域の集合体です。配属先によって関わる人も業務の性質も大きく異なりますが、その根底には「慶應義塾を通じて、現在そして将来の社会をより良くしたい」という共通の志が流れています。
教育機関の性質上、毎年繰り返される業務や、長年積み重ねてきた営みの連続性を守ることは不可欠です。しかし一方で、世界情勢の変化やAIの急速な進展により、義塾の社会的役割は一層重要となり、その真価が厳しく問われる時代に入っています。職員にも、前例を踏襲するだけでなく、変化を読み取り、組織の変革を自ら推し進める力がこれまで以上に求められます。私たちは、変化を前向きに受け止め、自ら学び続け、その学びを実践へと結びつけることのできる方を歓迎します。
とりわけAIは、好むと好まざるとにかかわらず、確実に職員業務に浸透していきます。AIを使いこなし、新たな価値を創造するのか。それともAIに思考を委ねてしまうのか。その違いは、これからの職員の真価を測る試金石となるでしょう。
慶應義塾の起源である蘭学塾を創立した福澤諭吉は、開港直後の横浜でオランダ語が通じなかった経験を契機に英語を学び、咸臨丸で渡米し、蘭学塾を英学塾へと刷新しました。環境の変化を直視し、自らを変えることで未来を切り拓いたこの姿勢こそ、私たちが受け継ぐべき精神です。
福澤諭吉は『文明論之概略』において、「自由の気風は唯多事争論の間に在りて存するものと知る可し」と説きました。様々な意見を持つ人々が自由に議論を重ねることこそが組織の活力を生むという思想は、今も義塾の根幹にあります。また、義塾が大切にしてきた「独立自尊」の気風は、自ら考え、自ら判断し、その結果に責任を持つことを意味します。それは決して唯我独尊ではありません。異なる意見を尊重し、立場や部署を越えて協働しながら最適解を導き出す姿勢と倫理観を備えてこそ、真の独立自尊といえます。
義塾が担う教育・研究・医療の発展に向けては、教職員はもとより、学生や卒業生とも連携した幅広い取り組みが重要となります。職員のみなさんには、独立自尊の精神を体現する存在であるとともに、いずれの職場にあっても自らの専門や担当にとどまらず、全体を俯瞰し、何が最善かを考え、実行に移すことのできる姿勢を持っていただきたいと願っています。
慶應義塾は、継承すべきものを大切にしながら、変わるべきものを見極め、次の時代を切り拓いていく組織であり続けます。異なる学びや経験を通して培われた多様な視座が、義塾に新たな活力をもたらします。この精神と価値観に共感し、ともに次の時代を築いてくださる方の応募を心よりお待ちしております。
慶應義塾常任理事 岡田 英史

人事部よりメッセージ
慶應義塾の職員採用情報にご関心をお持ちいただきありがとうございます。
慶應義塾には教育・研究・医療を支える数多くの職員が働いており、その担当業務も非常に多岐に渡っています。配属される部署によって、仕事内容も関わる人(教員や職員、学生、卒業生、外部の方など)も全く異なります。そのために、職員個々人を一見すると全く別の目的のために働いているようにも見えますが、慶應義塾職員が共通して持っているのは「慶應義塾をより良くしたい」「慶應義塾を通じて社会に貢献したい」という想いではないかと思います。
どの会社にも「企業理念」があるように慶應義塾にも創立者 福澤諭吉の志にもとづく「建学の精神」があります。以下は「慶應義塾の目的」と呼ばれる一文です。
「慶應義塾は単に一所の学塾として自から甘んずるを得ず。其目的は我日本国中に於ける気品の泉源、智徳の模範たらんことを期し、之を実際にしては居家、 処世、立国の本旨を明にして、之を口に言ふのみにあらず、躬行実践、以て全社会の先導者たらんことを欲するものなり」
他にも慶應義塾を知るうえで不可欠なキーワードはたくさんありますが、職員に必要なのは、慶應義塾という組織を理解しているということだけでなく、抱える問題や課題を発見し、自分の頭で考え、周りの人間を巻き込みながら、それを解決する能力です。問題や課題を見つけるには、そのものをよく理解している必要があります。慶應義塾職員を目指していただく皆さんにはぜひ慶應義塾に興味を持って、いろいろなことを調べていただきたいと思います。
そして、慶應義塾で働くご自身の姿をイメージしてみてください。ご自身が活躍されている姿が浮かびましたか。イメージしやすい仕事もそうでない仕事もあります。しかしながら大切なのは、その環境で頑張ろうという「挑戦する気持ち」「やる気」です。特に新たに慶應義塾の仲間に加わっていただく皆さんには、ぜひ「新しい風」を吹き込んでいただきたいと思います。長年働いている職員では気がつけないことも、フレッシュな考えを持った皆さんであれば気がつくことができます。
慶應義塾をより良くしたい、慶應義塾を通じて社会に貢献したいと考える皆さんに、われわれとともに働いていただきたいと考えています。


